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引越し業者も遠慮したいエレベーターなしの現場

引越しにおいてエレベーターなしの現場は作業員が最も嫌う条件の一つです。作業員も疲弊し、時間も長く掛かることから見積もりも高い料金で出されることが多くなります。

 

とは言え一口にエレベータなしと言っても細かな条件の違いによって、見積もり料金に与える影響は変動します。

 

ここでは条件ごとに引越し歴10年を越える管理人が解説していきます。

 

最も大変な階段5階

マンションや団地などにおいてエレベーターなしが許されるのは5階までです。6階以上はエレベーター設置が義務付けられているので、引越しにおいてエレベーターなしで最も大変なのは階段5階のお宅ということになります。

 

荷物を持っていない状態で昇り降りするだけでも大変なのに、ダンボールや大きな冷蔵庫を持って階段5階を昇り降りするのはいかに大変か経験がない人でも想像できると思います。

 

アルバイト初日が階段5階だと高確率で辞めていくほど引越し業者泣かせの条件で料金もその過酷さに比例して高くなりがちです。

 

積み地よりも降ろし地の方が大変です

同じエレベーターなしの階段5階であっても積み地よりも降ろし地の方が作業内容はより過酷になります。地球の重力に逆らって重たい物を上げていくのですから当然ですよね。

 

最悪なのは現在のお住まいも引越し先もどちらも階段5階という場合です。4トン分の荷物なら積み降ろしで5〜6時間は掛かりますが、その間ひたすら階段を昇り降りしていると考えるだけでぞっとします。

 

中学、高校と運動部に属していた管理人ですが、そんな部活動も楽に思えるほど、引越しにおける階段5階は過酷な作業です。

 

階段が狭いと大型家具・家電の取り回しに苦労します

エレベーターなしであってもお持ちの荷物が少量であったり、家具や家電が比較的小型の物の場合は勢いで作業を終わらせることができます。しかし、階段が狭い場合には特に大型家具・家電の搬出、搬入に疲労度がかなりプラスされます。

 

階段が狭いだけで疲労度は10%〜20%増しと言っても過言ではありません。当然、その分は作業時間にも影響を与えます。

 

一度だけですが狭すぎて階段から家具が入らないということがありました。その時は4階への搬入を外吊りで対応したのですが、あやうく落としそうになり冷や汗をかきました。もちろん作業時間も大幅に遅れています。

 

荷物の内容によっても作業員の疲労度は変わります

前述した大型家具・家電はもちろんですが、ダンボール等の小物であっても書籍が多いお宅は作業員から嫌がられる条件の一つです。

 

大型の荷物であれば1往復でかなりの容量を運べますが、ダンボールの場合は、1回で運べる量が少ないのでそれだけ往復回数も増えます。

 

私が回っていた地域では大学宿舎が階段5階で書籍が多い可能性が高く、作業員からも恐れられていました。

なぜエレベータなしの引越し料金は高いの?

引越し料金に大きな影響を与える要素として荷物量や移動距離を上げているサイトが多いですが、結局これらはトラックや作業員の拘束時間に影響を与えやすい要素だからです。

 

しかし移動距離が近くて荷物量が同じでもエレベーターなしで階段5階といった条件は作業も遅くなります。本来半日で終わるような現場が1日掛かりになったり、作業を1名、2名と追加しなければいけないために、引越し料金は高くなるのです。

 

特に需要が多いシーズン時期などは毎日のようにトラックが2件以上のお客様が回れるだけの仕事があるために1日に1件しかできないような階段5階の現場は敬遠されがちです。

 

閑散期以上に料金差をつけられる可能性も否定できません。

エレベーターなしの引越しならこんな業者を選びたい

エレベーターなしの引越しの場合は業者によって料金差が生まれる場合があります。なぜなら一口に引越し業者と言っても会社毎に特長があり、例えば比較的若くて元気な作業員が多い会社もあれば、経験は豊富だけど年齢層が高い会社もあります。

 

エレベーターなしの階段5階で安い引越し料金を提示してもらうには、前者のような若くて元気な作業員が多い会社の方が有利だと思います。

 

前者では半日で終わせる現場でも後者なら1日掛かりの見積もりを出され、大きい価格差となる場合があります。

結局どうすればいいの?

エレベーターなしの引越しを安い見積もりを出すことができる会社の条件は分かったけど、具体的にどこかとなるとホームページなどの情報だけで知るのは困難です。

 

結局のところ引越し業者間の価格差が付きやすい悪条件の現場は、できるだけ多くの会社に見積もりを依頼することが安い料金で契約するための最もおすすめできる方法です。

 

多くの引越し業者に見積もりを依頼すれば、エレベーターなしの階段5階といった悪条件も気にせずに安い見積もりを提示してくれる会社がきっと見つかるはずです。

 

一括見積もりなら複数の引越し業者への見積もり依頼も簡単ですよ。

 

エレベータ―ありでも条件が悪い場合もある

せっかくエレベーターがあるにも関わらず引っ越しの作業時間短縮や作業員の疲労軽減に役立たない場合があります。

 

そのような条件では見積もりも高めに出されるかもしれませんね。以下は私が経験したエレベーターがあまり役に立たなかった現場です。

 

一斉入居でエレベーター使用に待機を余儀なくされた

マンションの新築で一斉入居の場合は、えれーベーターをすぐには使えずに待機を余儀なくされる場合があります。

 

その時の現場でも5台以上のトラックが待ちに入っていて普通に待っていたら日が変わるんじゃないかと思えるほどでした。

 

お客様宅は7階だったのですが、階段からは近くて結局これ以上は待てないと階段から作業をすることにしました。

 

7階での階段作業は普通あり得ないので疲労度はかつてないほどでしたが待機するのに比べればはるかに早く終えることができました。

 

お客様も早く終わって喜ばれていましたが、このようなことをする引越し業者は滅多にないでしょうね。

 

タンスが大きすぎてエレベーターに入らない

エレベーターのサイズは一般的な物だったと記憶していますが、とにかくその家のタンスは大きかったのです。高さもあれば幅も広く、限界まで分解しましたがエレベーターには入らず、結局は階段で運び入れることにしました。

 

見積もり時にそこまでは判断できない場合も多いので、見積もり額に与える影響はあまり無いと思いますが、作業は大幅に遅れる可能性があります。

 

旧型エレベーターで昇降が異常に遅い

エレベーターがあるんだけど、旧型のタイプで昇降が遅いってことが多くの引越し現場を回っているとあります。

 

お客様宅が5階ならさすがに我慢して使うと思うのですが、3階までなら階段を使うかもしれませんね。その方が早く終わりそうですから。

 

もし、引越し先のエレベーターが遅いのであれば、見積もり時に言っておいてもらえるとスタッフも助かると思います。

 

戸数が多いマンションなのにエレベーターの台数が少ない

時に住人のエレベーターの使用頻度が高いマンションに出会うことがあります。台車に荷物を持っていると待ち人が何人にもなり、時には先に行ってもらったりと、このような物件では作業時間も遅くなりがちです。

 

特に朝の出勤時は引越し業者としても作業にならないことも多く、エレベーターの使用頻度が少ない時間帯が分かっているなら見積もり時にお客様から提案してみるのも良いかもしれません。

 

中には、エレベーターの待ち時間が長すぎて怒り出す住人だっているのです。

 

上記のような現場はエレベーターなしと同等に条件が悪いと判断され見積もりも高くなる可能性があります。